
以前仕事していたイタリアへ、10数年ぶりに行って来ました。イタリアの植物の使い方は国民性なのか気候のせいなのか、大らかです。フジは日本のように棚など仕立てず、糸杉は建物の4、5階の高さまで伸びています。建物に影響ないかとか、近隣から苦情はないかなどあまり心配していません。
大きな家にはジャルディニエレ(植木屋さん)は入りますが、多くの人は自分で庭造りを気楽に楽しんでいます。窓辺やバルコニーにはゼラニウムやバラを置き、花柄を摘んだり、冬は霜よけカバーをしたりするくらいの手入れです。枯れてしまっても「ここに合わなかったのね」と落ち込んだりしません。
街の景観が法的に守られているのは京都に似ています。テラコッタの屋根、スタッコの壁、石の歩道が、植物と相性よく引き立てあっていて、散歩しているだけで楽しめます。
福室 晶
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平田利華 (月曜日, 04 1月 2016 06:41)
現地に暫く滞在してはった福室さんのイタリアを見る視点がとても優しく感じられました!
一度イタリアへ行ってみたいなと思いました!京都で、街の景観が守られてるのは祇園の一角だけです。本当、京都もイタリアのように街全体を厳しく守って欲しいですね!
山田 倫子 (月曜日, 04 1月 2016 22:59)
私もイタリアに行ってみたくなりました。本当に羨ましく拝見しました。
植木屋さんをジャルディニエレって言うんですね。大らかなガーデニングもいいですね。
ほんと京都はごちゃごちゃしているように見えますよね~。